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LIFESTYLE

イタリアのお歳暮を大公開! 気になる中身は?【小林真子のイタリア通信】

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私はライター業の他、イタリア製バッグのオンラインショップ経営と輸出販売事業を行っているのですが、その関係で取引先のイタリア企業から今年もお歳暮を頂きました。そもそもイタリアにもお歳暮の習慣があることを知らなかったので、初めてギフトセットを受け取った時は「まるで日本みたい~」と驚いたものです。

 

 

イタリアのお歳暮は、まず見た目がステキ

イタリアのお歳暮はとても可愛らしい絵柄の箱で届けられるので、箱を見ただけでテンションが上がっちゃいます。旅行ボストンバッグが一つ入るほど大きいサイズの箱で、持つと「何が入っているの?!」と思うくらいずっしり重い。

 

さあ~、気になる中身を見てみましょう!箱を開けてみると・・・

 

 

なんかぎっしり詰まっている!ますます期待が高まる瞬間!

 

 

そのまま取り出して棚に飾っておきたくなるほど食べ物が美しく配置されています。さすがイタリア、詰め方にも美意識が感じられます。バスケットもオシャレで雑貨の入れ物として使えます。

 

詰め合わせの食べ物の数はなんと16個!ワイン、前菜、プリモピアット(パスタやリゾット)、セコンドピアット(肉や魚料理)、デザート、コーヒーまで、フルコースが揃っている充実ぶり。バラエティの豊かさでは日本を上回っています。

 

 

イタリアのお歳暮は、イタリア食の玉手箱!

 

まずワイン2本。最初の乾杯時のスプマンテ(スパークリングワイン)と、食事とともに楽しむ赤ワイン。スプマンテの方は北イタリアのピエモンテ州産、赤ワインの方は中部イタリアのウンブリア州産。そういえば日本のお歳暮でもビールなどアルコール飲料が贈られるのでなんだか通じるものがありますね。

 

 

北イタリア産のサラミとコショウをまぶしたパンチェッタ(ベーコン)。日本のお歳暮でもハムのセットがありますが、日持ちする食べ物がギフトとして選ばれるのは日本とイタリア共通のようです。

 

 

左からツナの缶詰、ヘーゼルナッツのリゾット、オリーブのパテ、パルミジャーノレッジャーノチーズ。ツナ缶はこれまた日本っぽいですが、それ以外はいかにもイタリアらしい食べ物。

 

 

こちらは南イタリア、プーリア州産。左はポルチーニが練り込まれたパスタ、右はタラッリ。タラッリはプーリア州の名産でサクサクポリポリの触感がたまらないスナックです。ワインのおつまみに最適。

 

 

お歳暮が贈られる時期も日本と同じ12月初旬~中旬。クリスマス休暇前に届けられるため、クリスマスの定番パネットーネも入っています。左がミラノのパネットーネ、中央上がトリノのチョコレート、中央下がIlly(イリー)のコーヒー粉、右がアーモンド菓子。

 

 

イタリアの大晦日の定番料理「コテキーノ&レンズ豆」

 

左がコテキーノ、右がレンズ豆。コテキーノはcotechinoと書きますが、豚肉を刻んで香辛料と混ぜたものを腸詰した食べ物です。コテキーノにレンズ豆(イタリア語ではレンティッケ)を添えたメニューは日本の年越しそばのような存在で、イタリアでは大晦日に食べられます。

 

 

コテキーノは箱から取り出し袋ごとお湯で温めます。

 

 

レンズ豆を玉ねぎやローズマリーなどと煮て調理します。

 

 

袋から取り出したコテキーノを1センチ厚に切り、レンズ豆を添えて出来上がり。

 

「コテキーノ」とはなんとも可愛らしい響きですが、名前のイメージからはほど遠いお腹にガツンとくるヘビーな食べ物。豚の脂身がどっしり感じられるため、思わず「コテキーノというよりコッテリーノ」という寒いオヤジギャグが頭によぎるほど。

 

レンズ豆は見た目がコインのようなので、イタリア人にとっては金運を上げるラッキーフーズ。特に大晦日にレンズ豆を食べるとお金持ちになれるといわれています。

 

今年の大晦日は私もイタリア人のように「来年こそは金運アップ!」と願いながら、コテキーノ&レンズ豆を食べたいと思います。お正月早々、コテキーノによる胃もたれに苦しむことになりそうですが・・・。

PROFILE
小林真子 _ Mako Kobayashi

フィレンツェ在住。元静岡朝日テレビ報道記者、フリーランスライター。2012年よりフィレンツェ在局FMラジオ番組レギュラー出演。イタリアの労働ビザを取得し起業、イタリア製アイテムのオンラインショップ「アミーカ・マコ」を経営。2013年イタリアのテレビ局SKYのドキュメンタリー番組にプレゼンター出演。「週刊新潮」「宅ふぁいる便」等でイタリア関連の記事やコラムを執筆。イギリス語学留学、米カリフォルニア州立大学ロングビーチ校留学、世界30ヶ国200都市以上、イタリア16州周遊。

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