発見マガジン あがるイタリア AGARU ITALIA

SHARE
  • twitter
  • facebook
  • Line
  • google plus
  • feeds
  • mail
FOOD

下北沢・ファヴォリータ ダ ヴェロニカのチーズケーキとチョコレート|東京ドルチェリレー【第7回】

SHARE
  • twitter
  • facebook
  • Line
  • google plus
  • mail


思わず誰かにおすすめしたくなるようなおいしいドルチェが食べられる東京都内のショップを、数珠つなぎのようにご紹介していく連載コラム「東京ドルチェリレー」。スイーツのプロがハマったツウなドルチェをぞくぞくご案内します!

 

【これまでの連載はこちら】

 

 

今回ご紹介するのは、下北沢にある〈ファヴォリータ ダ ヴェロニカ〉というワインバー。下北沢駅から歩いて約5分、階段をのぼった2階にそのお店はありました。前回訪れた〈ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ〉の野澤さんによると、「アイデアがとても面白いドルチェを手がける」のだとか。

 

お出迎えしてくれたのは、オーナーシェフの氏部智就さん。あがるイタリア編集部は早速、おすすめのドルチェについてたずねてみました。

 

 

イタリアマンマに教わった、ほのかな温かさが魅力のチーズケーキ

 

 

部さん、よろしくお願いします!早速なのですが、 おすすめのドルチェを教えていただけますか?

 

はい、「温かいチーズケーキ」と「チョコラティーニ」の2種類をぜひご紹介させていただければと思います!

 

 

れ、チーズケーキって、イタリアが発祥なのでしたっけ?

 

いえ、チーズケーキの歴史を紐解いていくと紀元前まで戻ってしまうのですが、その始まりは古代ギリシャであると言われています。その後、ローマ人がヨーロッパ中に普及させ、イタリアにも伝わってきました。

 

 

るほど。イタリアではチーズケーキは人気なのですか?

 

とてもポピュラーですよ。私は7年前にイタリアへ修業に行っていたのですが、現地のレストランのメニューに「チーズケーキ」と英語で書いてあったのを見て、それほどまでにイタリアに根付いているんだと衝撃をうけました。

 

 

うなのですね!

 

そういったこともあり、イタリアのチーズケーキはどんなものだろうと思って現地のレストランで作り方を教えていただきました。ジョバンナさんというマンマのシェフだったのですが、その方に教わったレシピをほぼそのまま再現しています。温度感にこだわりがあるので、ぜひ早速食べてみてください!

 

 

こちらがその「温かいチーズケーキ」です。早速いただいてみましょう。熱くもなく冷めてもいない、絶妙な温かさで、やさしい甘さが口の中に広がります。

 

「日本人シェフの感覚としては、なるべく出来立てアツアツの状態でお出ししたいと思うところですが、ジョバンナさんには“待つこと”の大切さを教わりました。猫舌の方でもおいしくいただけるようなほんのりあったかいチーズケーキの方が味や香りをじっくりと楽しめます」と氏部さん。

 

レシピはチーズにたまご、砂糖を使ったシンプルなもので、上にかかっているのはヨーグルトソース。ほのかな酸味がチーズケーキにぴったりで、いちごやオレンジピールと一緒に食べればよりフレッシュな味わいを楽しめます。

 

イタリアをテーマにした、ワインにぴったりなチョコレート

 

ちそうさまです!とてもおいしかったです!では次に「チョコラティーニ」をご紹介いただけますか?

 

はい、チョコラティーニは要するにチョコレートのことなのですが、これからご紹介するものは全て、イタリアをテーマとしたものとなっています。

 

 

るほど!どういったチョコレートなのでしょうか?

 

ご用意したチョコレートは全10種類で、ワインバーであるうちらしく、イタリアのワインを使ったものが多数ございます。中でも思い出深いチョコレートが、この三日月のようなデザインのこちら。こちらは数あるチョコレートの中で、最初に作ったものなんです。

 

 

ういった思い出があるのでしょうか?

 

こちらはイタリアのスパークリングワイン、「フランチャコルタ」を使っているのが特徴なのですが、あるきっかけでフランチャコルタ専門のインポーターさんと知り合うことがあって。それまでうちにはフランチャコルタを置いていなかったのですが、その方に魅力を教えていただいて取り扱うようになったんです。で、このワインを使って何かできないかと考えた結果、このチョコレートができました。

 

 

の方とのご縁があったからこそ生まれたチョコレートなのですね。

 

そうなんです。あと、他のチョコレートも全てイタリアをテーマにしたものとなっています。きっと食べてみるとたくさんの驚きがあるはずですよ。

 

左上から時計周りに1 〜10

 

 

こちらが「チョコラティーニの盛り合わせ」です。一つずつご説明しましょう。

 

1.北イタリアのロンバルディア州で営む「ラトッレ」というワイナリーによるドルチェワインを使用。しっかりと熟したぶどうの豊かな酸味と苦味がポイントです。

 

2.イタリアでは3月8日の「国際女性デー」に男性から女性にミモザの花をプレゼントする風習から、ミモザのカクテルを使用したチョコレート。刻んだブラッドオレンジがアクセントに。

 

3.イタリアのワイナリーのイメージを表現した一品。トスカーナを代表するワイン「サッシカイア」を使った大人な味わいです。

 

4.ガナッシュの中にはイタリア産のピスタチオチェッロを使ったソースが。風味豊かな甘さがやみつきに。

 

5.その品質の高さから“奇跡”とも称される、フランチャコルタの魅力がたっぷり詰まった一品。フランチャコルタを贅沢に使ったソースが口の中でトロッととろけます。

 

6.イタリアが誇るドルチェ、ティラミスとモンテビアンコ(モンブラン)の要素を組み合わせたチョコレート。エスプレッソとマスカルポーネ、マロンのバランスが絶妙。

 

7.イタリアを象徴する、レモンがテーマの一品。トロッとしたレモンカードがたっぷり入っていて、フレッシュな甘酸っぱさがまるでシチリアに行ったような気分にさせてくれます。

 

8.「バーチ・ディ・ダーマ(貴婦人のキス)」というイタリアの伝統菓子を一口サイズに。サクッとした食感と、ヘーゼルナッツやアーモンドの風味豊かな味わいが魅力です。

 

9.イタリアと言えばコーヒー、ということで、エスプレッソをふんだんに使った一品。ローマ地方の豆を使用した上品な苦味とチョコレートの甘さがマッチ。

 

10.イタリア人に親しまれているカモミールティーを使ったガナッシュ。まろやかな甘さと豊かな香りを楽しめます。

 

作り手の人間性が出るのが、ドルチェの魅力

 

ちそうさまでした!こちらはセットでの販売なのですか?

 

セットでも一つずつでも、どちらでも大丈夫です!ちなみにチョコラティーニは冬季限定商品なので、今残っている分で今年度は終了となります。ですので、もし気になるものがございましたらお早めにお越しいただいた方がいいかもしれません。

 

 

タリア好きならぜひとも食べておきたいですよね。氏部さんにお聞きしたいのですが、イタリアのドルチェの魅力を一言で表現するとしたら何でしょうか?

 

作り手自身の人間性と言いますか、その人らしさが出るのが魅力だと思いますね。

 

 

の人らしさ、ですか?

 

ええ、イタリアのドルチェや、フードもそうですが、レシピが日本と比べて大雑把だったりするんですよ。で、材料の細かい分量を聞いてみても「レシピはハートの中にある」と言ってざっくりとしか教えてもらえなかったり(笑)。

 

 

うなのですね(笑)。

 

ケーキ一つを作る時も、どれも違いがないようにすると「もっと不恰好に作りなさい」と言われるんです。つまり、画一的に作るよりも、作り手の感性をもっと大事にした方がいいということですね。

 

 

ても面白い教えですね。

 

興味深いのが、感性を大事にして作っていると、その人のキャラクターが味に反映されるんですよ。おだやかな人が作るとおだやかな味になるし、怒りっぽい人が作ると、怒りっぽいというか個性の効いた味になるみたいな。なので作る人によって味は違うし、同じ人でもその時の気分によって微妙な変化もある。その人の、その瞬間に生まれた個性が色濃く反映された良い意味で計算できないドルチェはとても面白いと思いますよ。

 

氏部さんがハマったドルチェは?

 

後に、氏部さんおすすめのドルチェが食べられる都内のショップを教えていただけますか?

 

渋谷にある〈マンマルイーザステーブル〉というイタリアンレストランがおすすめです。

 

 

に「このドルチェがおすすめ!」というものはございますか?

 

どれもおいしいので選べませんね(笑)。ドルチェが醸し出すクラシックな雰囲気がかっこいいんです。とてもイタリアらしいセンスが溢れていると思います。

 

 

マンマ直伝のチーズケーキと、イタリアの魅力がたっぷり詰まったチョコラティーニはいかがでしたか?次回は氏部さんがハマったドルチェをご紹介したいと思います!

 

 

【これまでの連載はこちら】

 


 

ファヴォリータ ダ ヴェロニカ

〒155-0031 東京都世田谷区北沢3-30-3 北沢T・Tビル201

TEL. 03-5738-2092

営業時間

11:00〜15:00、17:30〜23:00(L.O. 22:00)

定休日:水曜日 その他不定休

 

テキスト:AGARU ITALIA(あがるイタリア)編集部

TAG
タグ
ARCHIVE
アーカイブ