発見マガジン あがるイタリア AGARU ITALIA

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FOOD

本場のイタリア家庭料理をマンツーマンで教わってきた【「ラザーニア」編】

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皆さんは、いつも作る料理のレパートリーの中にどれくらい「イタリアン」が入っていますか?今回は、北イタリア生まれの若きシニョーラ(奥さま)に、「あがるイタリア」編集部が本場イタリア家庭料理をマンツーマンで教わってきた様子をレポート。イタリアン好きの方や、料理のレパートリーを増やしたいという方は必見です!

 

先生は前回に引き続き、北イタリアのパドヴァ市出身で、現在は日本人の旦那さんと一緒に日本に住んでいるラウラさんです!

 

あがるイタリア編集部(以下、「あ」):ラウラさん、次は何のメニューをつくるのですか?

ラウラさん(以下、「ラ」):次はプリモの「サフラン、ズッキーニと海老のホームメイドラザーニア」を作りましょう。

 

ズッキーニと海老のホームメイドラザーニア“サフラン風味”作り

 

 

 

<材料(6人前)>

●強力粉 50g

●中力粉 150g

●小麦粉 100g

●卵 2個

●塩 適量

●こしょう 適量

●牛乳 2ℓ

●酢 大さじ4杯

●生クリーム 100g

●バター 100g

●サフラン 0.3g

●モッツァレラチーズ 200g

●パルメザンチーズ 適量

●ズッキーニ 3本

●海老 18匹

 

 

ラ:OK、まずはリコッタチーズを300g作ります。作ったことはありますか?

あ:いや、ないですね…。

ラ:じゃあ一緒に作りましょう。実際に作ってみれば覚えるから。

 

ラ:お鍋に牛乳1ℓと生クリーム、塩を入れて温めます。

あ:どのくらいまで温めるのですか?

ラ:沸騰直前の80度くらいまでですね。温度計があると便利です。そして十分熱くなってきたらそこにお酢を大さじ4杯を入れてしっかり混ぜましょう。

 

 

あ:リコッタチーズはイタリアではよく使われているのですか?

ラ:ピザやサラダにのせたりパスタソースに入れたりなど、料理にもよく使いますし、ハーブと一緒にそのまま食べたりもしますよ。でも、日本だとリコッタチーズは高いね!だからこうやって家で作った方が安いですよ。

あ:そうなんだ。

ラ:きちんと混ぜたら、一旦火を止めて、蓋をして10分くらい置いておきます。その間に、今度は生地を作っていきます。まずは強力粉と中力粉を混ぜましょう。混ぜたら中央部分を空けて、そこに卵を割ってフォークでさらにミックスしましょう。

あ:もんじゃ焼みたいですね。

 

 

ラ:そうだね!ある程度固まったら手で10分くらい、ひたすらこね続けます。結構体力使うと思うけど、大丈夫?

あ:私は香川県出身なので、よくうどんの生地を両親と一緒に作ってたからきっと大丈夫です!

ラ:私もよく、マンマと料理作りをしました。一緒に作るのって楽しいですよね。うどんの生地と比べてどうですか?

あ:こねる感じは全く一緒です。日本だとビニール袋に入れて足で踏んだりしますよ。

ラ:ああ〜、その様子を昔テレビで見たことがあったけど、初めて見た時はびっくりしましたよ。イタリアでは足で踏むことはないから。

 

 

ラ:うん、良い感じに固まってきましたね。これをパスタにしていくので、包丁などで小さく切っていくのですが、ここで1時間置きます。と、リコッタチーズがそろそろできたかな?見に行ってみましょう。

 

 

あ:あ、良いにおい!

ラ:うん、良くできてるね!このように液体が大体透明で、乳酸菌によって少し黄色がかってるとナイスです。では、この固形部分を取り分けていきましょう。あ、ちょっと味見してみる?どうぞ。

あ:おいしい!レアチーズケーキみたいな味がします!

 

 

ラ:おいしい?よかった!でもラザーニアのためだからあまり食べないでね(笑)。では、生地作りに戻りましょう。

あ:あれ、1時間置くんですよね?

ラ:そうです、でも今回は時間がないので、あらかじめ用意したものを使いましょう。

あ:用意周到!

ラ:でしょ(笑)。先ほど言ったように、このような感じで小さく切っていきます。

 

 

ラ:で、それぞれを伸ばしていきます。まずは麺棒を使ってある程度伸ばしてから、パスタマシンにかけましょう。パスタマシンがなければ、大変ですが麺棒で頑張りましょう。

 

 

あ:これ楽しい!

ラ:おー、ベネ、ベネ、ブラボー!上手だね!

あ:「ベネ」ってどういう意味ですか?

ラ:「いいね!」みたいな意味ですよ!うん、これで完成!ベッラ!

あ:「ベッラ」も同じ意味ですか?

ラ:ベッラは「綺麗」って意味!

 

 

ラ:これらの生地をオーブンの鉄板に重ねていくので、鉄板のサイズに合うように小さく切ります。

 

 

ラ:それから、お鍋に水を入れて沸騰させ、粗塩を少々入れて、この生地を茹でます。

あ:どのくらいですか?

ラ:2分くらいです。それぞれの生地がくっつかないように入れて、あとは触らないで待ちます。で、茹であがったら、冷水に浸けてしめればOKです。水気を取るのを忘れずに。

 

 

 

あ:着々とできてきましたね。

ラ:ベネ、ベネ!では次にソースをつくります。鍋にバターと小麦粉を入れ、数分間中火で混ぜてから、電子レンジなどで温めた牛乳900mlを加えましょう。そしてダマにならないようにしっかり混ぜていきます。

あ:どのくらい混ぜればいいですか?

ラ:7分くらいですかね。固くなってきたら頃合いです。その後、牛乳を別に100ml用意し、そこにサフランを溶かします。そして、鍋の中に入れてさらに混ぜましょう。味見して薄味に感じたら塩こしょうで調整してください。

あ:こんな色になるんですね!

 

 

ラ:ダマができないようにしっかりと混ぜて、表面にポコポコと泡が出てきたら、火を止めて完成です。次に、このソースをオーブン用の器にかけてその上にさっきつくったパスタを乗せていきます。

 

 

ラ:その上から、ズッキーニと海老、モッツァレラチーズ、リコッタチーズ、パルメザンチーズをのせていくので、その下準備をします。ズッキーニは大体4mmの厚さにスライスし、海老は皮を剥きます。その後、オリーブオイルを敷いたフライパンで海老を3分くらい炒めて器に取り出してから、同じようにズッキーニを炒めます。それが終わったら、各具材をのせていきましょう。

 

 

あ:ああ、この工程を何度か繰り返して層をつくるんですね!

ラ:そうそう!先ほど言った具材を全てのせ、塩こしょうを少ししたら1層目が完成です。2層目はまずパスタをのせて、その上にソースをかけ、各具材をのせていきましょう。

 

 

ラ:器いっぱいに層ができたら、アルミをかけて180度のオーブンで1時間ほど焼きます。仕上がりの10分前にはアルミを外して、焼き目をつけることも忘れずに。

あ:楽しみだなあ!

 

・・・1時間後・・・

 

ラ:うん、いい感じ!

あ:うわあ、こんがりとした焼き目がおいしそう!

 

 

ラ:じゃあお皿に取り分けていただきましょう!

 

 

あ:いただきます!うん、おいしい!3種のチーズがまろやかで、ソースとの組み合わせがとても良いですね。ラザニアと言えばトマトベースのイメージが強かったので、ホワイトソースがベースのこの優しい味わいがとても新鮮です。

ラ:そうでしょ!おかわりはたくさんあるから遠慮しないで言ってね!

 

 


次回は「牛肉のロール“ピッツァヨーラ風”」と「ティラミス」のつくり方をご紹介します。お楽しみに!

PROFILE
ラウラ グロッセッレ

北イタリア・パドヴァ市出身。現在は日本人の夫と日本に在住。料理教室の講師を務め、ご自身のマンマや親戚から教わった、ヘルシーで家庭的なイタリアンを生徒たちにわかりやすく面白くレクチャーする。

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