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FOOD

バリスタの手足となる、エスプレッソマシンの特徴|阿部バリスタのコーヒータイムズ

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バリスタが美味しいコーヒーを淹れるための絶対必要条件として、エスプレッソマシンとミルがあげられます。我々バリスタが使用しているのは一般的に「業務用マシン」と呼ばれるもので、大きく2つのタイプに分けられます。

 

 

セミオートタイプと全自動タイプ

 

バリスタの所作によって、ミルで豆を挽いてフィルター付きのハンドルに粉を詰め、タンピングをしてエスプレッソマシンに装着し、抽出ボタンを押す。このように1杯ずつ淹れるマシンのことを「セミオートタイプ」といい、エスプレッソマシンとミルはそれぞれ別個になっています。また、セミオートタイプには電子制御のない完全手動式の「レバータイプ」もあります。車に例えるとよく分かると思いますが、マニュアル車とクラッチの無いセミオートマ車との違いと同様です。

 

一方、コンビニやファミレスのドリンクバーなどにある、だれでもボタンを押すだけでコーヒーができる、エスプレッソマシンとミルが一体型のマシンは「全自動タイプ」とよばれています。

 

 

エスプレッソマシンの選び方

 

エスプレッソマシンの大きさはお店によって異なりますが、これは店舗のキャパシティー(席数や見栄えなどの条件)に合わせて決められています。とくに、セミオートタイプのエスプレッソマシンに関してはハンドル(粉を詰めるフィルター)の本数をみれば、見当がつきます。1〜3本のマシンをよく見かけるかと思います。

 

「セミオートと全自動、どちらがいいの?」とよく聞かれますが、甲乙はつけられません。選び方の基準としては、本格的バリスタが常駐するお店ではセミオートタイプのほうが所作がカッコよく、美味しいコーヒーを常に提供できます。しかしパン屋やケーキ屋などバリスタが不在のお店では全自動タイプのほうが、だれが淹れても同じ味で提供できるという良さがあります。お店のコンセプトに合わせて、どちらがふさわしいかを決めるわけです。

 

ちなみに私の店舗〈ピエトレ・プレツィオーゼ〉では、3連式のセミオートタイプのエスプレッソマシンを使用しています。皆さんが通われているコーヒーショップのマシンはどちらのタイプでしょうか?

PROFILE
阿部圭介 _ Keisuke Abe

2000年にバリスタの魅力を知り、イタリア系カフェやレストランで修業を積んだ後、2014年、広尾に〈ピエトレ・プレツィオーゼ〉をオープン。

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